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2017/06/14

2017/06/14

ひろゆき、インターネットの先駆者の視点で「アイドル」を語る。アイドルLOUNGE オフイベントVol.6レポート

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~アイドルとアイドル運営へ、多様化するアイドル系サービスとの接し方について~

濱田:先ほど具体的なサービスについてお話がでましたが、アイドルにまつわるインターネットサービスは現在色々あります。どう対応したらいいのか、特にアイドル運営さんは悩んでいると思います。

ひろゆき:リソース配分だとは思いますけどね。色んなサービス全てをやると過疎る訳で。ファンに連絡を取るとなると、結局Twitterになって。Twitterを使ってどのサービスにそのファンを流し込んで、どう課金してもらうか、自分たちで導線貼らないといけないじゃないですか。そうなるとサービスに多く関われば関わるほど"過疎っちゃった感"のあるところができちゃうので、絞ったほうが良いとは思うのですが。

僕があるタレントさんの手伝いをしていたとき、新興のサービスって良い条件で始められたりしたんですね。新しいブログサービスに話しにいくと、いきなりお金をくれたりするんです。新規で始まったところにいきなり門を叩いて「お金をくれるならやるよ」「トップページでプロモーションをしてくれるならやるよ」とか、そういう話しをするのが得なんじゃないかなと思いますね。

あとは僕、アイドルとソシャゲは似ていると思っているんです。ソシャゲってお金払って精神的な何かが手に入るからやっているようなものじゃないですか。結局今のオタク層の人たちってお金を持っているので、アイドルのCD200枚買ったらそこでランキングが上がって、"自分の応援している子達がそれなりに社会に良い結果を与えた"という欲求が満たされたりするので、オンラインのサイトでこういったことは今後も増え続けるんじゃないかなと思います。

濱田:特に動画サービスについてはどうでしょうか。

ひろゆき:動画って撮って編集するの面倒じゃないですか。だったら生放送のほうが良いと思うんですよね。撮りっぱなしでできるんで。

ただ寄付のモデルって、正直あまり長続きしないんじゃないかなと思うんです。僕は「アイドルのブランド価値をどうするか」っていうのを長期的に考えたほうが良いと思うんです。 生放送やりました、アイテム貰いました、それなりの金額貰えましたってなると、一生懸命やる必要なくなっちゃうと思うんです。短期的にアイテム課金を得るモデルはそんなに良くないのかなと僕は思います。イベントに出ました、CD売れました、交通費貰えましたって、利益で言ったら全然でないかもなので、そしたら生放送で利益得たほうが良いじゃんってなっちゃうじゃないですか。

それよりもイベントに出て、リアルの人と接点作るとか、業界のポジション作るとか、アイドルのブランディングのためには長期的にはそのほうが良いと思います。

お金とブランディングの両立のために動画サービスを使う場合、アマゾンがやっているTwitchだと見ているユーザーが広告をクリックするとお金が入ったりするので、そっちのほうがマシなのかなと思います。YouTubeとかで動画を編集してやるよりかは、Twitchでやったほうが多少お金になるんじゃないかなということです。

ただ生放送は無料で見てファンが増える可能性もあるので、プロモーションだけを見るとツールとしてはすごく便利だと思います。

濱田:現実的に、ネット上のアイドル関連動画のクオリティはどんどん下がっているように感じています。ネット動画黎明期、最初の頃はどこのアイドルの動画も結構作りこんでいましたけど、家で配信している動画も多くなっていて、全体的にどんどん粗っぽくなっているように僕は感じています。

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~国内&海外、WEB&リアル…すべてで活動を。ひろゆきが提言するアイドルの未来~

濱田:ひろゆきさんが、「アイドルシーンってこうすればいいのに」と思われることがあれば教えてください。

ひろゆき:日本のアイドルって、理想とされているモデルがたくさんあって、さっき言ったように歌手だったりダンサーだったりっていう能力のモデルや擬似恋愛モデルであったりと様々と思うんです。でも、日本の人たちって割と日本しか見ていないので、それはそれでどうなのかなっていう気もするんです。本来、「どこを目指しているか」「長期的にどこで売上をあげるか」が検討されるべきだと思うんですけど。

僕がアイドルのプロジェクトを手伝っていたときは、海外に行くようにしていたんです。例えば海外の芸能人ってザ・ベンチャーズみたいな外タレとして日本でのみ人気な人たちもいるんです。そのモデルをふまえて、日本から海外にアイドルを持っていけたりするんですよ。日本では無名なんですけど、その国に行くとファンがいるっていう。そういう状況で戦ったほうが、椅子取りゲームで戦うよりかは良いんじゃないかなという気がするんです。

アイドルは日本においては参入してくる人も多いし、同じことを続けるだけではどんどん利益は下がっていくと思うので、5年、10年続けるのであれば他に逃げたほうがいいんじゃないかなと。

僕はアメリカで4chanという2ちゃんねるの倍ぐらいユーザーがいるサイトをやっているんですけど、日本の文化を好きな人がわりと多いです。BABYMETALは日本語で歌っていますけど、海外でそのまま売れているじゃないですか。別に言葉の壁ってかわいい子が歌えば超えられるわけで、日本人もアリアナ・グランデの曲を歌詞なんかわからずに聴いていますし。そういう意味で、海外に打ち出すことはネットを使っていくことで簡単になると考えていて。日本でブランドを作ったうえで連れて行くとか、アメリカでユーザーを抱えている子を宣伝で使ったりとか。僕は最近フランスに住んでいるんですけど、ヨーロッパ文化圏っていうのがあるので、そういったところを使えるようになればなっていう気もします。

あと、何かしらの能力がある人、歌えたり踊れたりっていう人たちを載せるコンセプトの紙媒体、フリーペーパーなどもあって良いと思います。例えば「アイドルが3,000組います、つまりアイドルシーンが流行っています」、「でも誰を見たらいいのかわからない」という状況になっている。

ネット上の投票って濃いファンが集まっているところが人気を獲得していて、フラットな目で普通の人が「どのアイドルが面白いの?」って時に、客観的に面白いっていうのが無いのが良くない構造だと僕は思います。例えば、昔、ニコニコ動画では多くの生主が放送していて誰が面白いかっていうのが見えない状況があって、イベントを行って「この人が面白い」というのを見せたりしていたんです。それなりに能力がある人を示すにはそういうメディアを作らなくちゃいけなくて。

濱田:アイドルシーンを盛り上げなきゃいけない、アイドル運営や事務所は今後どういう風にすればいいのでしょうか。

ひろゆき:嘘が上手いほうが良いと思います(笑)。ファンに夢を見せるっていうのもある種の嘘じゃないですか。アイドルの子達にも夢を見せなくちゃいけないわけで。それって上手い嘘をついて見せていかなくちゃいけないと思うんです。「この業界でこうしていけばこうなる」、「もっと上にいけるよ」とか、上手く言ってやってもらうしかないわけじゃないですか。いかに爽やかに嘘がつけるのかっていうのが大切だと僕は思います。

濱田:(笑)。なるほど。

最後になりますが、ひろゆきさんから見て、アイドルシーン、アイドル自身の人気は今後も継続していくと思われますか?

ひろゆき:"異性を応援したくなる"という構造は永遠に変わることはないと思うので、それがアイドルなのか歌手なのかっていう違いだけで、業界としては安泰だと思います。

ただ、マーケットの参加者が増えて競争が激しくなるかもしれませんが、そういう業界がなくなることは歴史上ないので、まぁ大丈夫じゃないですかね(笑)。

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<アイドルLOUNGE>
https://lounge.dmm.com/detail/186/